以前、地熱発電の視察に行ったことがあります。
蒸気井の蒸気で発電タービンを回し、還元井に戻す。
地球資源を利用した発電システム、と説明を受けました。
数年前の温泉騒動では、地熱発電の温泉が、いろいろと記事になりましたが。
その時の印象では、そびえるような施設に、ものすごい量の蒸気を利用した発電、という印象でした。
蒸気井は、定期的に掘削しなおすというような話も聞きました。
これでは、近隣に温泉がある時には、無理だな、と。
なぜなら、温泉は掘削ポイントのみの影響によって量や泉質が決まるわけではないからです。
地下水脈によって、広く影響を受けるからです。
したがって、新規温泉掘削時には、近隣既存源泉の同意を必要としています。
群馬県の嬬恋村で、地熱発電計画があります。
キャベツで有名で、浅間山の噴火の影響を受けてきたところでもあります。
スケート選手を輩出してきた、嬬恋高校があります。
この嬬恋で、地熱発電。
すぐ近くには、軽井沢。
そして、草津温泉があります。
視察に行った地熱発電は、山の中に突然巨大な施設が出現する、といった印象です。
景観として、どうなのかな。
それ以前に、草津温泉に影響がない、という「専門家」の話もどうなのかな。
専門家ではない人が、「影響ある」と断言はできないけど、もし影響があった時に専門家がどうするのかな。
いろいろと疑問のある計画です。
草津は、群馬の吾妻地区の雇用の場です。
草津に、仕事に来ている嬬恋村の方も多くいます。
反目して、反対されている地熱発電を推し進めることが、嬬恋にとって本当にいいのかな。
地熱発電施設の、工事だけに頼って村を維持することが、スケートの名門「嬬恋」の未来とは、悲しいところがあります。
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